blog 外皮計算

基礎外周Ψ値の計算について3

基礎外周の計算方法 基礎土間外周の熱損失量は他の部位のように熱貫流率×厚みで計算するのではなく、 Ψ値×長さで求めます。当然、Ψ値の大小は熱損失の大小に直結します。 計算の仕方には大きく分けて2つあります。 ①基礎形状に依らない固定値0.99 ②基礎形状と断熱方法によって個別に計算 計算方法の違いにより、全体のUA値に影響があるのは以前よりお伝えしている通りです。   基礎外周の計算方法の違いとUA値への影響 建坪50坪の実例で比較してみます。 熱損失の割合は普通です。基礎断熱ではありますが、立 ...

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基礎外周Ψ値計算について2

「基礎外周Ψ値の計算について1」では、 基礎形状に依らない方法での値が"0.99"であること 床断熱の場合はそれでよいかもしれないけれど、基礎断熱の場合だと損失が大きすぎること それを回避するために、"定常二次元電熱計算により導かれた代表値”を採用していること をお伝えしました。   定常二次元電熱計算の条件とは 但し、定常二次計算には実は条件があります。 温暖地で基礎立上り内側断熱の例を挙げますと、「根入れの深さ」の項目で300mm以下であることとあります。 これ以上根入れの深さが深いと、いく ...

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基礎外周Ψ値の計算について1

Ψ(プサイ)値の計算プログラムが公開されたようなので、解説します。 基礎外周の熱損失 基礎の熱損失計算は「基礎壁」と「外周部土間」の2つに分けて計算することになっています。 「基礎壁」は外壁同様、断熱の構成部材とそれぞれの熱貫流率で求めます。 それはいいとして、「外周部土間」の計算でいつもモヤモヤしています。   Ψ値とは RCなどの断熱が途切れた箇所をいい、構造熱橋と呼んで単位長さあたりの熱損失(線熱貫流率Ψ値*長さ)で求めます。 基礎外周部土間がまさにそれに当たりまして、Ψ値*長さの計算が必 ...

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blog オンラインプログラム

オンラインプログラムについて

こんにちは。 住宅の温熱についてオンラインで学べる弊社のプログラムについてご紹介します。 四苦八苦しながらなんとか体裁を整えた、ドタバタ顛末は別の機会にするとして、 今回は内容というよりも、「どうやって作ったか」にフォーカスしてお話しします。   オンラインプログラムの仕組みと流れ オンラインプログラム(動画講座・eラーニング)とは講義なり授業の動画コンテンツを受講する人が購入し、 好きな時に、好きな場所で、好きなデバイス(PC、スマホ、タブレット)で見て学習するというものです。   ...

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一次エネルギー消費量計算のための設備機器表

一次エネルギー消費量計算の設備機器表 一次エネルギー消費量計算の際、みなさんは設備機器などの入力をどうされていますか? 傍らに仕上表や設備機器それぞれの資料を用意して、Webプログラムへ入力されますか?   冷暖房・換気・給湯・水栓・照明・太陽光などそれぞれバラバラに入力する必要がありますので、 それぞれを別々に用意して、プログラムに打ち込んで、カタログを見て・・・など、 いきなりWebプログラムで入力するのは、逆に時間がかかってしまいます。   以前からの設備機器表 そこで、僕は前か ...

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改正建築物省エネ法 省エネ計算のオンライン講座(国)

省エネ計算のオンライン講座 あらためてですが、省エネ計算のオンライン講座は国のものが公開されていて誰もが見られるようになっています。 未経験者向けの仕様基準の解説と、中級者向けの標準計算のものの2つです。 コロナ前はこれらの動画とリンクする冊子が無料で配布されていましたが、 今は必要ならば、全てPDFデータをダウンロートできるようになっています。   中級者用で覚えましょう 今後もう少し動きはありそうですが、 今のところ「仕様基準」では各種認定制度(ex長期優良住宅など)認定申請の必要図書として ...

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blog 非住宅

小中規模非住宅の省エネ計算

こんにちは。 ここのところ、非住宅の省エネ計算を2~3件承っております。 小規模・中規模建築物の省エネ計算は複雑!? このカテゴリーは複雑で、非住宅は300㎡を超えて2000㎡以下は「適合義務」 同じく300~2000㎡の中規模住宅は「届出義務」 非住宅も住宅も300㎡を超えなければ「説明義務」の領域なんです。 2025年4月に法改正がなされ、住宅・非住宅、規模に関わらず全て適合義務になりますが、 それまでは、中規模・小規模はややこしいですね。 非住宅の省エネ計算は方法も3パターン そしてさらに、非住宅の ...

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外皮計算 温熱住宅

住宅の省エネ計算について

住宅の省エネ計算とは 住宅における省エネ計算とは、住宅の断熱性能や設備の省エネ性を計算し、 省エネ性能を判断するものです。   計算方法に何種類かありますが、現在見直しの議論が進んでいます。   いろいろあって、計算の種類が3つ4つになっていましたが、(グレーの網掛け⇒廃止に) 2025年住宅の省エネ基準適合義務化に向けて、整理する方向で話し合いが進んでいます。 「標準計算」と「仕様基準」の2つに絞られていきそうです。   外皮計算と一次エネルギー消費量計算 住宅の省エネ基準 ...

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blog コンサルティング

「ほんとうの温熱プレゼン」のススメ

質問 あなたは、まだ契約していないお客様に自社の断熱気密の話をしていますか?   よくある答え ・興味なさそうなのでしていない ・するけれど、難しくならないよう通り一遍の説明だけ   そうでしょう。 耐震と並んで温熱は住宅選択項目の中で分かりづらいツートップですね笑   今回はそんなあなたに「ほんとうの温熱プレゼン」をおススメします。   ほんとうの温熱プレゼンとは 「ほんとう温熱プレゼン」とは自社の温熱的な強みを理解してもらい、 受注の大きなポイントとしてもらうた ...

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ZEHを目指す時、安易にPV容量を決められないのはなぜか?

ZEHになりうるPV容量をどう決めるか 太陽光発電を検討する際、これまでは初期投資予算や屋根面積やランニングコストの シミュレーション(ペイバック年数など)で決めていたと思います。 ところがZEHを視野に入れるとその決め方ではまずい場合も出てきます。 今日はその辺のお話   ZEHかどうかはZEH計算が必要 その建物がZEHになるかどうかの判断は最終的にZEH計算が必要です。   そしてZEH計算に必要な数値は以下の通り ・UA値 ・一次エネルギー消費量 ・太陽光発電のシステム容量 言 ...

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