こんにちは。
住宅の温熱についてオンラインで学べる弊社のプログラムについてご紹介します。
四苦八苦しながらなんとか体裁を整えた、ドタバタ顛末は別の機会にするとして、
今回は内容というよりも、「どうやって作ったか」にフォーカスしてお話しします。
オンラインプログラムの仕組みと流れ
オンラインプログラム(動画講座・eラーニング)とは講義なり授業の動画コンテンツを受講する人が購入し、
好きな時に、好きな場所で、好きなデバイス(PC、スマホ、タブレット)で見て学習するというものです。
これを形にするには大きく分類して以下のような工程が必要になります。
①動画講座を作る
②講座を見れる仕組みに載せる
③公開する
これらの工程について順番にお話しします。
動画講座を作る
動画講座を作ると一言で言っても、実際の作業はさらにいくつかの工程に分かれています。
( )内は僕が使用したツール。
- スライドを作る。(Googleスライド)
- ナレーション用の原稿を作る。(Googleドキュメント)
- スライドを録画する。(画面動画キャプチャ)
- ナレーションを録音する(Zoomレコーディング)
- 画像と音声を一緒にして編集する。(ClipChamp)
僕の場合、講義に集中していただきたいのと、時折図面が登場するので顔出しはしないことにしました。
従ってスライド動画とナレーションを別々に撮り、編集するという形をとります。
住宅温熱に関するスライドは大量にストックがありますので、スライドづくりについてはそこまで時間はかからなくて済んでいます。
むしろナレーション入れと編集に関わる作業とツールの選定の方に結構な時間がかかりました。
録音についてもいろいろ試しましたが、Zoomレコーディングした音が思いの外クリアで良かったので、こちらを採用。
講座を見る仕組み(Web上のプラットフォーム)に載せる
「仕組みに載せる」もなかなかでして、動画をYoutubeにUPするのと違って、
受講者さんが順を追って見ることができる使いやすさや決済の仕組みも必要ということで、
僕はTeachableを選択しました。
Teachableはオンラインコースに特化したアメリカのWebプラットフォームです。
動画の保存や順番ごとの公開、決済廻りまで一括でできるという便利なもので、
無料プランで10講座まで公開することもできるなど機能も充実しています。
僕の場合、8,000円/月額程のBASICプランでスタートしました。
実際の画面はこんな感じ↓ 購入前にPREVIEWすることもできます。
もうひとつUdemyというプラットフォームがあります。
こちらもアメリカ発のプラットフォームで日本ではベネッセが運営をしています。
Udemyはどちらかというと、PC言語、デザイン、ビジネススキル方面に強いようですが、
せっかく作った動画講座がありますので、Udemyでも同様に載せることにします。
Udemyでは始めに講師としての登録をし、公開予定の動画をプラットフォームに上げた段階で審査が入りました。
2日程で2~3の細かい修正指示があり、それら指摘事項を修正後、公開状態になりました。
公開する
「公開」についても少々仕掛けが必要です。
ホームページに載せたとしても、来てくれた人にしか伝えることができません。
ということで、ここもいくつかの仕掛けを想定しました。
- ホワイトペーパーを作る。
- ホワイトペーパーダウンロードでメルマガに登録してもらう
- メルマガを送る
- 一連の流れを宣伝する
メールアドレスが顧客リストということになります。そのための一連の工程です。
ホワイトペーパーは一昔前で言う小冊子のことで、無料で入手いただける情報です。
これをもとにメルマガを発行していきます。
メルマガを発行するのにもプラットフォームがありまして、いろいろ検討の末「Mailchimp」を採用しました。
これまたアメリカのものですが、導入が使いやすい割に、ステップメールができたり、
データ解析が秀逸だったりと僕にとって最適という判断です。
Mailchimpでホワイトペーパーダウンロード ⇒ ステップメール ⇒ 定期発送のメルマガ
という流れを作りました。
今のところ、週に1回の頻度で「住宅温熱メールマガジン」を発行しています。
週1のメルマガの中に様々な情報と一緒にオンラインプログラムのご案内も登場します。
ここまでで一通りのコース製作から公開までの工程が終了しました。
完成時には、PRTIMESで住宅関係メディア約200社にリリースしました。
現在も、メルマガ以外にもSNSその他でプログラムの宣伝は継続しています。
まとめ
- 住宅の温熱についてのオンラインプログラムを作った過程をご紹介しました。
- スライドよりも、ナレーションや編集に苦労しました。
- プログラム製作そのものはもちろん、拡散する仕組みづくりも併せて必要。
- 「オンラインプログラムの作り方」講座も作ろうかな。