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住宅の省エネルギー性能を建て主に説明する義務について

住宅の省エネルギー性能を建て主に説明する義務について

2021年4月から300㎡未満の小規模住宅・建築物の設計に際し、建築士から建築主に、

以下の内容について書面で説明を行うことが義務づけられます。

 

◎省エネ基準への適否

◎省エネ性能確保のための措置(省エネ基準に適合しない場合)

 

設計中の住宅が省エネ基準を満たしているかどうかを、書面で提示し説明をします。

もし基準に適合していない場合、どのような改善策を施すと適合できるかを説明する

必要があります。

 

説明義務化の目的とは

説明義務化の目的は住宅における省エネ基準適合の割合を増やす

この分野におけるCo2削減量を増やす。に他なりません。

○小規模住宅・建築物は、省エネ性能に関する専門的な知見を有さない個人が建築主で

あることが多く、省エネ性能について十分に理解していない場合も多い。

○一方で、建築主がそのまま居住者、利用者になることが多く、建築士等から具体的な

提案があれば、省エネ基準適合とする者も多いと考えられる。

国土交通省・説明義務化資料より

住宅を建てようとしている人の9割は、

省エネ住宅を検討したいし、建築士から

提案があれば検討したいと思っている。

けれど提案がないのでそうしていない・・

とも言えるかもしれません。

省エネ性能を説明することは、建て主さんが自分の住宅の省エネ性能について

考えるきっかけになるでしょう。

 

建築側は、省エネ性能について説明できる状態になっていないと困りますね・・・。

 

説明義務化で必要なこと

省エネ基準に適合していれば良いのですが、そうでない場合、例えば上記の例で言うと

・窓をアルミサッシから樹脂サッシに変更する

・蛍光灯をLEDに変える。

などの措置が必要です。

 

どこが弱くてどんな措置が有効かを理解しておく必要があり、

それには以下の事が求められます。

 

①省エネ基準の内容を理解していること。

②外皮計算と一次エネルギー消費量計算をしていること。

③基準に適合していない場合、どこを修正すれが良いか理解して説明ができること。

 

そして基本的には1棟ごとに計算を実施し、検証していく必要がありますね。

毎回、計算をしてお客様にご説明となるとなかなかの作業です。

 

ということで当社では外皮計算サービスを承っております。

外皮計算サービスについて

弊社の外皮計算サービスは『ホームズ君 省エネ診断エキスパート』を使用します。

大雑把な流れは以下の通り。

step
1
平面図、立面図、矩計図、断熱仕様がわかるものをお預かり

step
2
暖房・換気・給湯など一次エネ計算に必要な事項の確認

step
3
外皮計算・一次エネルギー消費量計算を実施

step
4
改善提案と仕様決めのためのすり合わせ

step
5
最終仕様での計算結果提出、終了

 

当社で実施する外皮計算サービスの最大の特徴は改善提案と仕様の検討です。

お客様から「もっと断熱性能を上げて欲しい」という要望が出ることもあり得ます。

 

そんな時、どの部分の断熱性能をどのくらい上げれば良いか、コストとの兼ね合いも

見ながら検討することが必要になります。

 

当社で実施する外皮計算サービスは、まさにこの改善部分のご提案に最大の特徴があります。

シミュレーションしながら、最適な断熱仕様を決めていくことができます。

そんなシミュレーションにうってつけなのがホームズ君 省エネ診断エキスパート』です。

 

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まとめ

  • 2021年4月から住宅の省エネ性能を建て主に説明する義務が制度化されます。
  • 適合しない場合、措置も含めて書面で説明する必要があります。
  • 断熱仕様をシミュレーションできる外皮計算サービスも有効です。

 

外皮計算サービスはこちら

 

 

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