「STANDARD」の内容
当社の外皮計算サービス「STANDARD」のご説明をします。
中身を細かく見ますと、3つのパートに分かれます。
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1現在の(初めの)仕様による外皮計算(UA値計算)、一次エネルギー計算
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2目指す断熱レベルの聞き取り
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3いくつかの断熱パターンごとのプラン作成、ご提示
現在の(初めの)仕様による計算
まずは、現在の(初めの)断熱仕様でUA値計算をします。断熱性のを向上させる前のいわば「before」の状態を確認します。
目指す断熱レベルの聞き取り
H28年基準温熱等級4なのか、HEAT20のG2なのか、をお聞きします。またそこを目指す理由も併せてお聞きします。
例えば、
- お客様からの要望でG2達成が受注の条件だ。
- 繊維系の断熱材だけで構成したい、
- 外壁はなるべく付加したくない、
- 基礎の断熱は○○としたい、など、
地域特性やお客様のご要望をお伺いした上でシミュレーション作成の作業に入ります。
複数プランシミュレーションの作成・ご提示
ご要望に応じた形での複数シミュレーションプランをご提示します。
例えば
- 壁を変えずに屋根と床の断熱を変えてみる。
- 断熱材の厚みを変えずに素材を変えたらどうなるか。
- 付加断熱をする際、結露リスクのない素材と厚みの組み合わせはどうなるか。
- 窓の性能をあげるとどうなるか。
- ガラスのタイプ(日射取得型か日射遮蔽型か)で取得熱や性能にどのくらいの影響があるか。
- G2レベルにあげるために最低限の仕様で可能な断熱材と厚みはどのくらいのものか。
- 床断熱と基礎断熱ではどちらがどう出るか。
これらのシミュレーションをして下記のシートに起こし、一目で検討結果がわかるようになっています。
このシートを共有し、強化する断熱の部位と程度を検討する材料としていただきます。
断熱レベルが異なると当然光熱費も変わりますし、エネルギー消費量も変わります。
ランニングコストも併せて比較できるような資料もご用意します。以下の記事もご参照ください。
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温熱計算結果シートを作りました。
説明義務制度で計算が必要に 4月から始まる住宅の「省エネ性能の説明義務制度」では説明の材料としてその住宅の省エネルギー性能を計算することが前提となります。 住宅の省エネルギー性能は①平均外皮熱貫流率( ...
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まとめ
以上当社の、外皮計算サービス「STANDARD]のご案内でした。
- 現在の断熱仕様で計算をし、現状把握する。
- 目指す断熱レベルとその理由を共有する。
- ご要望に沿った形で複数シミュレーションをご提示する。
複数のシミュレーションプランとランニングコスト比較はお客様へのプレゼンテーションでもお使いいただけるフォーマットになっています。是非ご利用下さいませ。
◎これらのコンサルティングを継続的にお手伝いさせていただくプランもご用意してあります。
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プロ向け温熱環境コンサルティング
プロ向け温熱環境コンサルティングメニュー 工務店・設計事務所・住宅会社様向けの温熱環境UPコンサルティングです。 こんな方におすすめ 説明義務化に対応したい。 自社の断熱仕様を検討したい。 断熱性能を ...
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