省エネ計算のオンライン講座
あらためてですが、省エネ計算のオンライン講座は国のものが公開されていて誰もが見られるようになっています。
未経験者向けの仕様基準の解説と、中級者向けの標準計算のものの2つです。
コロナ前はこれらの動画とリンクする冊子が無料で配布されていましたが、
今は必要ならば、全てPDFデータをダウンロートできるようになっています。
中級者用で覚えましょう
今後もう少し動きはありそうですが、
今のところ「仕様基準」では各種認定制度(ex長期優良住宅など)認定申請の必要図書としては認められておりませんので、
はじめから「中級者」に行かれることをお勧めします。
木造軸組み(在来)と枠組み(2×4)の2種類に分かれます。
右側にあるバナーからPDFをダウンロードすることができます。
マニュアルはマニュアル
そこでダウンロードできる資料はいずれもなんと100ページ超え!!
基礎的な外皮計算の解説に始まり、具体的な案件を計算した評価協会のソフトの解説までと
実務に必要なすべてを網羅したと言えましょう。
このPDFを教科書にして動画を見れば、省エネ計算の一通りのことはわかるはずです。
とはいえ、マニュアルはマニュアルです。
もちろん外皮計算の事例を挙げて客観的に実習するのには十分な内容なのですが、
ではそれを使って認定申請はどうすればよいのか、や、補助金申請するのに何が必要か、や
ZEH計算とどうつながるか、や、基準に届かないときどうすれば良いか、はそこにはありません。
マニュアルだから当たり前と言えば当たり前です。
テンプラスの温熱住宅マスタープログラム
弊社のオンラインプログラムは住宅の省エネ計算について、国の講座同様の解説をしています。
さらに、現在の住宅市況、歴史と経緯、計算の元となる「熱」や「断熱・気密」など
省エネ計算にとどまらず、温熱住宅のより幅広い知識を得ることができます。
また、例えば「計算結果が省エネ基準に届かない場合にどうしたら基準をクリアできるか」や
「なぜ、外皮計算が必要なのか」や「なぜ、ユーザーは家づくりで後悔するのか」といった
より実践に近い、いわば応用的な項目を盛り込んだカリキュラムも用意されています。
省エネ計算を使えるようにするのはもちろん、その先にどのようなことをしたいか、
「省エネ計算をして最適な冷暖房換気設備設計につなげたい」や
「省エネ計算をして、より断熱性能を高めるためにどの部位の断熱を強化すれば良いか検討する」や
「温熱住宅の概要を知った上でお客様と向き合いたい」や「温熱の知識をベースにより質の高いパッシブ設計をしたい」
など、弊社の「温熱マスタープログラム」は省エネ計算は手段と捉え、その先の目的を見据えたプログラムになっております。