リクルート住まいカンパニーさんが実施しているアンケート調査があります。
住宅作りに関する様々な意識調査なのですが、2020年11月の調査結果にコロナ渦の影響が見られまして、レポートしたいと思います。
他に検討した住宅は?
「ほかに検討した住宅のタイプはない。」と答えた人が前年までの増加から反転し、減少。
特に「一戸建て(新築建売)」と「一戸建て(中古建売)」の検討の増加が目立ちます。
新築の分譲マンションや賃貸を押さえて一戸建ての割合が多いのはある程度のスペースが欲しいことの表れかもしれません。
エリア選びの重視点は
トップは「治安が良い」ですが、「最寄駅が近い」や「職場との距離」は大きく減少しています。
通勤がなくなると駅や職場との距離の優先順位は下がりますね。
特に首都圏における職場との関わりに変化が見られます。
取り入れたい間取りにも変化が
増えたのは「ウッドデッキ」「回遊動線」「高い天井」「広いテラス・バルコニー」「吹き抜け」など
首都圏では外出自粛等の影響で「屋外・開放感」を自宅でも感じられる間取りを検討する人が増えました。
地域別ではいずれの地域でも「ウォークインクローゼット」が2位以内に入り、
首都圏以外の地域では「室内物干しスペース」が2位以内に入ります。
リモートワークの影響
首都圏のリモートワーク実施率は67.3%、首都圏以外は37.8%。「仕事用の部屋」を取り入れたい人が47%と
「リビングの広さを広くする」や「部屋の一角に仕事用のスペースをつくる」と合わせて高い割合でリモート対応が
間取り検討に影響している様子が伺えます。
住宅展示場に行かずに検討する?
検討方法としては「住宅展示場」訪問率と「イベント」参加率はいずれも低下。「1社もない」も増加しています。
その一方で「プラン見積もり」の依頼数は減っておらず。
展示場やイベントの代わりに自宅で検討を進める人が増えたと見られる。
検討の具体的な方法は?
「物件資料(パンフレット)送付」が最多。「チャット」や「Zoom」も1割程度。
感染リスクよりも「移動の労力が少ない」や「時間の都合がつきやすい」の利便性を上げます。
Zoom等の画面共有機能が「とても良かった」と答える人が36.6%。
まとめ
コロナ渦における住宅の検討事項をまとめてみました。
- マンションよりも一戸建て
- 駅や職場とは近くなくてOK
- 開放感のある間取りがますます求められ
- 展示場に行かず、リモートで検討を進められる
以上のような特徴を読み取ることができました。
この傾向はもうしばらく続きそうですね・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。